先日、ザルツブルグに日帰り観光をしたのでまとめておきます。普段ザルツブルグはスルーしてミュンヘンに行くことが多いのですが、今回初めてしっかりザルツブルグを観光しました。
電車に揺られること4時間、ザルツブルグに着く。道中一面雪景色が広がっていて、いよいよ、この季節が来たかと感じた。駅についてからすぐトロリーバスに乗って市街地へ。
バス停から少し歩くとチケットセンターへ。どうやら要塞まで登山鉄道が走っているらしく、しかも往復1ユーロくらいで使えるみたいだったので、登山鉄道込みのチケットを買った。登山鉄道でそのまま要塞へ。
要塞ではまずパノラマビューエリアに行って外の景色を楽しんだ。風がそこそこ強くて寒かった。
パノラマビューをみてから、要塞兼資料館のエリアへ。ザルツブルグの歴史を知る。どうやら大司教がもともとこの土地を統治していたらしい。塩が豊富な地形とデカい街を結ぶ交通の要衝ということもあって、中世からそこそこ栄えていたらしい。
15世紀(詳しい時期は忘れた)に農民が要塞でデモをしていたらしく、当時要塞には食料が牛1頭しかなかったらしい。大司教サイドは、その牛の体の色を毎日ペイントで変えて要塞内をグルッと歩くことで、「俺たちはめっちゃ食料持ってるから、いつまでも立て籠もれるぞ!」と虚勢を張ったらしい。これにより、農民は「うひゃー、あいつにはかなわんわ」ってなってデモを途中でやめたんだとか。その逸話が今でもwashed bullとして語られているらしく、要塞内にちょいちょい牛がらみの展示があった。
要塞を見てからは要塞付近の散策道を適当にほっつき歩く。だんだん秋になりつつあって風情のある景色だった。
下界に降りてからは教会やら大聖堂やらを見て回る。大聖堂は他の大聖堂に比べて大きく、地下も充実していた。写真禁止のものが多く写真がほとんどないのはご愛敬。
宗教施設を見てからは宮殿の庭を見たり、モーツァルトの生まれた家と住んでいた家を見る。似たような施設なのに、それぞれ13.5ユーロはぼったくりな気がする。なんとかならんのか??合わせて割引的なプランもあったと思うんだが…。音楽的素養がなさすぎるのでモーツァルトがどのくらいすごいのかはよくわからなかったが、それでも35年という短い生涯のうちにものすごい名門な曲を残していたのだということはよくわかった。教会と比べ、日本語の音声ガイドがあったこともあり、モーツァルト周りの観光はそこそこ充実した。にしてもモーツァルト前面に出しすぎでは!?、とちょっとだけ思った。
モーツァルトの住んでいた家を出ると外はすでに暗くなっていた(まだ16時半なのに!!)。そのまま近くのレストランで夕食を食べる。
軽めのメニューだったからか、まだいけそうだったのではしご。ここでもビールを飲む。今度は酒が回りすぎて、吐きそうだったのでゆっくりしながら食事を堪能した。
なんやかんやで20時くらいに駅に戻り、電車に乗って帰宅。駅のsparでtegernseer(ミュンヘンのビール)を密輸することに成功!やったぜ!!