yurika’s diary

yurikaの趣味とか思ったことを書き出すところ

2021/8/19 三国峠(オーストリア、イタリア、スロベニア国境地点)

どうも、yurikaです。ついにオーストリアに来て1年が経ちました。皆さんいかがお過ごしでしょうか?日本でコロナ感染者が爆増しているという話を聞きますが、皆さんがご無事であることを願っている次第です。

 

さて、昨日研究所を休んで、Dreiländereckに行ってきました。要するに三ヶ国(オーストリア、イタリア、スロベニア)の国境地点ということです。今回はその記録を忘れないうちにまとめときます。以後、国境地点のことは三国峠と勝手に命名しときます。実際、峠だし。

 

 朝6時半に中央駅発のバスに乗り、Klagenfurtまで向かう。バスの中では爆睡していたので道中の記憶はなし。

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Klagenfurtまで乗ったバス。このほかにもイタリアへ行くバスも運行しているらしい。

Klagenfurt駅からはドイツの特急に乗るも、予定時間より20分遅れての出発。この前のGreifswaldのときもそうだったんだけど、ドイツの鉄道、遅延多くね!?

途中、Villachという駅で降りて、今度はÖBB(オーストリア国鉄)の特急に乗る。今度は定刻通り出発したんだけど、乗車するときイタリア警察が「おい、お前パスポートはあんのか?どこまで乗る気だ!!」と語気を強めて聞いてきたのでビビった。事情(イタリアまで乗る気はないこと)を説明したらあっさり乗車できた。この前ドイツ入国したときは普通に県まだぐノリで行けたのに、イタリア入国はどうもそうはいかないらしい。

 

なんだかんだで本日のスタート地点Arnoldstein駅に到着。イタリアがもうすぐそこっていうね。

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Arnoldstein駅。駅前は全然栄えてない。母恋駅前レベル。

 

ここから、リスト乗り場まで3kmちょい坂道を上る。アスファルトだから登山よりは楽なんだけど、それでも足にきますね。

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Arnoldstein駅からすぐのところにある八百屋。看板がイタリア語(!?)になっている。少なくともドイツ語ではない。

 

40分くらいかけてリフト乗り場へ。長かったぁ。

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夏休み期間だからか車がけっこう停まっていた。

早速往復の15ユーロを払ってリフトへ。一部のサイクリスト集団がチャリ抱えながらリフトに乗っててビビる。

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リフト乗り場。

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椅子がスキーのやつぅ。(冬場はスキー場として営業しているっぽい!?)

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リストのセーフティーバーが不安定でめっちゃ怖かった。

 

リフトから降りるとそれはそれは良い景色が!反対側には、三国峠がそびえたってたんだけど、それを撮り忘れるくらいにテンションが上がる。

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この景色はまだオーストリアだぞ!

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リフトのそばにいた謎マスコット。オーストリア側に多いあたりから察するに、オーストリアでしか使われてない!?

ここからは50mくらい一旦降りた後、100mくらい三国峠までのぼる。といっても、リフトでアップの9割弱をクリアしているので楽しい散歩的な感じ。

歩いているとスロベニア国境に出くわし、三国峠が近いことを悟る。

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ロープの向こうはもうスロベニア。国境がロープという安っぽさ。あと、ロープの端に国の色のキャップがついてる。オーストリアは赤、スロベニアは緑。

 

ここからさらに駆け足で三国峠へ。

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三国峠。2004年にスロベニアEU加盟するまではここに国境警備隊が常駐していたらしい。

峠では、普段聞くドイツ語以外にもロシア語っぽいイントネーションのやつ(たぶんスロベニア語)とかイタリア語っぽい言葉が入り乱れる。インターナショナルみが深い。

記念に峠の謎モニュメントでもパチリ。

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写真撮ってるときは全然気づかなかったんだけど、後ろのお姉さんエッチだなぁ。


三国峠を経由してスロベニア側を散歩。こっちはモニュメントがいっぱい。

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わかりやすいモニュメントだこと。

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こんな謎いのも!この横にあった看板曰く、毎年3ヶ国の首脳がここに集まってお祝いをするんだとか。最近はコロナでできてないんだろうけど。

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ジオラマと山。奥にある山はアルプスの一部らしい。ちなみにスロベニアの登山標識は青い!

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スロベニア側から見た三国峠スロベニアの国旗だけなびいている。

 スロベニア側から三国峠を渡って今度はイタリアへ。イタリア側は景色が開けてなく、鬱蒼としていた。それから、なんか廃墟があって草。

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ギャングがおクスリの取引に使ってそう。

あと、ぬきたしに出てきた廃墟っぽい。あのあれ。防人老人と戦ったり、漢勃ち習得するやつ。

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イタリアの登山標識はなんか渋い色してる。ちなみにイタリア側はチャリ通行禁止なので注意。

 

なんやかんや一周してオーストリアへ帰還。

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オーストリアから見た景色。前にある山もアルプスの一部らしい。山が赤っぽく(!?)見えるのは700年くらい前の大地震の名残らしい。看板には赤っぽいと書いてあったけど、白っぽく見えたのは僕だけ!?

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実はこの三国峠言語学的にも重要な峠らしい。何でも、ゲルマン語族、ラテン語族、スラブ語族の分かれ目なんだとか。

 

この後はリフトへ戻り、下界へ。

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リフト横にいた牛さんたち。

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見晴らしはいいんだけど、セーフティーバーが緩いので怖さが勝った。

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スキーしているときは「リフト途中で落ちても言うて滑れるんじゃね!?」って思うけど、こうして雪のない景色を見ると、それがいかに危険なことかがよくわかる。

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リフト横から見えるデカい池。霧島山の大浪池を思い出した。

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リフトがここで止まったときは本当に怖かった。

 リフト降りてからはまっすぐ駅へ。帰り道、いい感じの景色に出くわしたのでパチリ。

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青い空。白い雲。白い教会。

 

というわけで、駅ついて電車乗って無事帰宅しました。いいゆるふわ登山だった。また行ってもいいかも。