yurika’s diary

yurikaの趣味とか思ったことを書き出すところ

2022 夏合宿ヨーロッパ班 4日目 --ドロミテ街道--

4日目です。この日(というか3日目)から最終日前日まで1400m up以上の日が続きます。この日はその第二弾、ドロミテ街道ということなのですが、はたして…。

 

 

一目でわかる4日目の行程

52.4 km, 1400m up+登山, 1600m down
AからBへ向かう。

 

 

本文

6-7半。ミズーリナのキャンプ場で朝飯をとり、出走準備。トイレに行くと、1つが便座なし、1つが和式、もう1つは紙がないというコンボで萎える。仕方がないのでトイレから戻ると、Sくんが若い女性にナンパされているではありませんか!!どうやら、その女性もチャリ旅をしていたらしく、パッキングについて話していたらしい。

 

女性「あなたも自転車旅行しているの?」

Sくん「そうなんですよ。1週間ちょっと自転車旅行するんです。」

女性「それなのに、このパッキング!?普通はこっち(僕の自転車のパッキング)みたいになるよね。軽そー--!!すごい!かっこいいい!!」

みたいな会話をしていたんだとか。(Sくんからのまた聞き情報をもとに自分で再現しています。)やっぱり、Sくんは海外でもモテるんですわ。圧倒的差を見せつけられる。

 

キャンプ場が後払いシステムなので、料金を払ってから出走。わりと人が並んでいるうえ、どの人も管理人となにやら揉めていたので、支払いに時間がかかる。萎え。今合宿で1番標高が高く、1番民度の低いキャンプ場だった。

 

出走してまずcortinaを目指す。Misurina湖沿いの景色最高すぎる。

Misurina湖沿いは快走路

 

この坂を下ると再びアップが!萎え。

 

cortinaへ向かう途中にあった峠。結構しんどかった記憶。看板にシールが貼られすぎて、峠の名前すらわからない(民度の低さ)。

 

峠を下ると、いよいよcortinaの街へ。

下りも見晴らしすごい

 

cortina着いた

 

cortinaで朝市が開催されていたので少し見ていくことに。

cortinaの朝市。意外に賑わっている。
食料品だけでなく、衣服なんかも取り扱っていて少し驚いた。

 

まさかこんなところでJapanese cultureに遭遇するとは。
(アニメや漫画に疎いのでよくわからないけど、作者日本人っぽいし、たぶんそうだよね!?)

 

ついでにcortinaも少し観光。

cortinaの街並み。この辺りまで来ると、オーストリア、ドイツとは違う街並みになっているのを実感できる。

 

cortinaの教会。塔がやたら高い。

 

反対側から見た教会

 

三角形のマンホールって珍しくない!?

 

cortinaを過ぎ、いよいよドロミテ街道に突入!早速アップがはじまる。

ドロミテ街道のはじまり

 

どうやらFalzarego峠まで続いているらしく、20km弱上りが続く。まあ長いこと、長いこと。

のぼりはじめて2kmくらいしたところ。すでに街が一望できる。

 

順調にのぼっています!

 

日本海あたりにもありそうな景色でデジャブ感あった
ヨーロッパの峠道、この写真みたいにちょいちょい「Go」とか「Bravo」みたいな励ましの落書きがあるよね。

 

大型1台分の幅しかない

 

15km漕いだところで、ロープウェイがあったので、ロープウェイに乗り換えて、cinque torriを見に行く。

ロープウェイ乗り場前にあるワインディング。
今合宿、こんな感じのワインディングを見て何度萎えたことか

 

ロープウェイ乗り場入口。またしても日本の国旗が!

 

ロープウェイ乗り場の駐輪場にて。工具がほとんど盗まれる民度の低さ。どうりでヨーロッパに自販機がないわけだ。

 

ロープウェイ乗り場

 

天気もよく、5つの岩がくっきり見えた!Cinque torriってイタリア語で「5つの塔」って意味らしく、トレチネと違って、どの岩がcinque torriかわかりやすくてよかった。cinque torri、チンゲ トーリ、チン毛通り。はい、すみません。ちょっとふざけたかっただけなんです。

cinque torri

 

とりあえず岩の周辺を1周した。人が多く、じいじばあばの観光集団なんかもいたり(イタリアだけに)。

ハイキングルートはかなりきちんと整備されている。

実はこのCinque torri、第一次世界大戦ではイタリア軍の主要な基地だったらしく、所々に当時の基地がどんな感じだったかを説明するエリアがある。

 

大砲の前に立っている左のおじさん、膝曲がりすぎでしょ

 

食糧庫。ここにいればメシをコスパできるぞ!

 

cinque torriの崖をロッククライミングするおじさん。怖くないんだろうか

 

cinque torriの岩と岩の間を抜けるスリル要素なんかもあったり

 

反対側もすごい

 

cinque torriとロープウェイ乗り場を見下ろした様子。

 

1周をしてからロープウェイ乗り場に戻り再出走。残りの3kmをどうにかこなし、ようやくFalzarego峠へ!峠の景色がめっちゃ開けていて、良さの塊だった。

Falzarego峠

 

峠!

 

峠の看板の標高と建物に書いてある標高が微妙に違うのはなぜ?

 

売店で土産を買い、再出走。真の峠(Valparola峠)へ向かう。700m 95upなので緩めかと思いきや、そこそこしんどい坂だった。

Valparola峠向かう途中にて。真ん中にある建物がFalzarego峠の建物。

 

峠直前のグロアップは海外でもよくあること

 

Valparola峠。Falzarego峠より標高高いのに、なぜか観光スポット化していない。

 

峠には「You did it」と祝福の言葉が!

Valparola峠から見える景色や下りはとてつもないくらい最高で、Sとちょいちょい止まりながら写真を撮る。下ってから今度はまた緩め(!?割としんどかった)のアップをし、corvaraの街へ。

峠を下ってすぐのところにある建物。第一次世界大戦のときに使われた要塞らしい。

 

建物から視線を外すと最高の見晴らしが!

 

下りの景色もよさ

 

エグいワインディング!

 

ふぎゃー

 

corvaraなう


corvaraに入って早速買い出し。昨日(3日目)のスーパーもそうだったんだけど、ペットボトル2本買っているのに、わざと3本買ったことにしようとする個数詐欺に遭いそうになり萎える。(どちらもその場で指摘をし、事なきを得た)。なんというか、そういう数ごまかすの流行っているの?それとも、イタリア人は数が数えられないお馬鹿さんなの?、という良くない気持ちが渦巻き、すごいイライラした。

 

買い出しを済ませたら、キャンプ場へ。夕食はツナマヨネーズパスタにだったんだけど、エピの燃料切れで、パスタ二回戦を作っている最中で燃料切れ。萎え。仕方ないのでパンやポテチを使ってツナマヨを消化。ツナマヨをつまみにビールを飲みつつSとおしゃべり。最近、いろいろ悩んでいたことをSに聞いてもらえて、本当にありがたかった。

大自然の中でパスタを茹でるシュールな光景

 

この日のキャンプ場は、管理棟がカードで入出制限されているからか、民度が高く、シャワーもしっかり温水が出るので名門だった。シャワーを浴びてゆとゆとしていると、明日の天気が怪しいことが発覚し、Sと今後のプランについて話し合う。明日のキャンプ場が夕方から夜通しで土砂降りの雨らしく、キャンプ場から下ってBolzanoという街まで行くと雨を回避できるらしい。Bolzanoは本来2日後の行程なんだけど、無理やり明日に押し込むことに!急遽明日のプランを変更した結果、同じ行程で(何なら峠が2つ追加された状態で!)夏合宿を1日短くするという暴挙に出ることとなった。こうしてゆとり日が消滅したのである。