いよいよマルタ旅行最終日。と言っても、輪行して帰っただけなので、最終日のことと、まとめを合わせて書くことにしようと思います。
この日もなぜか朝早くに目が覚めたので、Vallettaを少し散策。
ホテルに戻り、バイキングを食べてから出走。いい宿だった。
そのままチャリをこぎ、0日目に約束をしたチャリ屋へ向かう。
で開店10分前にチャリ屋に着いたので、サドルやらペダルやらを外して輪行準備をする。開店時間になっても店の前のシャッターが開かないので「あれっ？」と思っていると、通りがかりのおじいさんが「このチャリ屋は移転したで！」と言ってきた。0日目に来たときはこの店開いていたんだけどな…。ともかく、ファッ！？ってなったので、そのおじいさんに案内されるまま、新しい(!?)チャリ屋に向かうも、どうやらおじいさんの言っていた店舗が元店舗で、新店舗は自分がいたところだったらしい。萎え。迫りくる飛行機のチェックイン時間に焦りながら、さっきいた新店舗に戻る。ペダルを外しているから、押して歩かないといけなくて、まあまあ萎えた。新店舗へ戻ると、チャリ屋のおじさんが外にいて「来たか！」って出迎えてくれた。マジで店閉まっていると思ったので、おじさんを見たときはマジで安心した。
レジやショーウィンドウを見た感じから小さいチャリ屋かと思っていたら、奥に体育館くらいのデカい倉庫があったのでビビった。おじさんはどうやら段ボールを10個くらい所持していたらしい。時間がないので焦りながら輪行を開始するも、中々うまくいかない。手間取っている自分を見てもどかしく感じたのか、おじさんが手伝ってくれた。神対応！どうやら、今回の輪行はフォークを抜かないといけないタイプだったらしく、それに自分が気づいていない&飛行機の時間が近づいて焦っていたので、輪行がうまくいかなかったっぽい。
輪行を手伝ってくれただけでなく、飛行機までのタクシーを手配してくれたし、自分が動揺していた一方でゆったりと輪行をしていたので、マジでありがたかった。チャリ屋のおじさんはマジ神。マルタでチャリ屋に行くときはexpress bikesを強くお勧めしたい。
輪行中、おじさんとマルタについて話していたんだけど、その時突然「まあ、お前の国、日本よりはマルタは小さい国だから」と言ってきてビビった。自分が日本人だとは一言も言ってないのに…。「何で僕が日本人だと分かったんですか？」と聞いたら、「ああ、俺は3日前(0日目)に(僕が日本人であることに)気づいていたよ。お前が段ボールの予約したとき、お辞儀したろ。ああいうrespectfulな行為は日本人しかやらないからな。いやぁ、俺も日本にいつか行ってみたいよ。」って答えが返ってきた。なんというか、国民性というかそういうのは海外行っても中々抜けないんだなぁと思うと同時に、日本に敬意をもってくれていたみたいで感動した。
おじさんの手助けもあり、無事出発1時間半前に空港に着く。すでにチェックインを済ませていたこともあり、その後はスムーズに手続きが済み、ウィーン空港へ戻ることができた。
まとめ
- マルタは東京とほぼ同じ緯度だけど、沖縄のような南国感があった。花粉もないしマジで走りやすかった。
- 首都のvallettaあたりは車が多くて走りづらいけど、一旦都心を離れるとめっちゃ走りやすい。
- 走りやすさに関連してだけど、マルタはヨーロッパでは珍しく左車線なので結構新鮮な気分、というか本当に日本、特に沖縄を走っているような錯覚に襲われた。
- 左車線なこともあってか、他の国に比べて日本車がやたら多かった。例えば、オーストリアを走っていると、トラックはベンツなことが多いんだけど、マルタは三菱とかいすゞが多かった気がする。マルタと日本車は相性がいいかも！？
- マルタはコンセントが日本や他のヨーロッパと違う形をしているので注意。とは言え、ホテルならUSBケーブルを差し込むコンセントがあるから、そこから充電できるので問題はない。
- マルタはビールよりワインがめっちゃ美味い。
- ドイツ語圏に比べて、土壁の家が多く、太陽の反射のせいかキラキラしているように見えた。
- マルタの歴史を踏まえながら観光すると、結構気の毒な気分になった。周りの国や海賊に侵略されまくり、そのために要塞やら万里の長城やら作っていたとか、けなげすぎるよ…。
- チャリ屋はexpress bikesがおススメ！
- 今回の旅行でフェリーに2回も乗ってしまった。これからは欧州のフェリチン野郎と呼んでくだせぇ！
