いよいよ夏合宿が本格的に始まりました。2日目です。この日はCol de la Lombardeという峠を越えてイタリアに入ります。距離は短いけど、この日もなんやかんやでしんどかった。
一目でわかる夏合宿1日目
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7時起き8時出走。昨日熱中症になりながら走り、かなりしんどかったので、早めに出走して涼しいうちに峠に行きたかったが、マックスさんが早起きはしたくないと強く主張し、妥協の8時出走。ホテルの朝食が8時からだったため、早めに出走してIsolaで朝食をとることに。Isolaまでの15kmはなんてことないアップなんだけど、空腹の状態で走るからそこそこしんどかった。Isolaのカフェでパンを食べる。マックスさんやSくんはこれから激坂との格闘だというのに優雅にコーヒーを飲んでいた。
そこから悲しみの始まり。早速斜度10%近くだったので、インナーに入れようとするも歯飛びして中々こげない。萎え。せっかくギア比の小さいMTBなのにその利点が生かせないまま自転車をこぐことに。序盤は涼しいし日陰もかそこそこあったので漕ぎやすかった。
それでも国境までの20km弱はなかなかしんどく、Isola2000についてからは暑さも相まって頻繁に止まって写真撮影を大義名分に休憩した。
13時半に国境の峠へつく。マックスさんは1時間半前についていたんだとか。「すげぇ」と思うと同時に「そりゃ、そのスピードなら早起きしなくてもあなたは余裕ですよね…」と感じた。マックスさん曰く3,4年前のツールに出場していた選手が練習で走っていたらしい。マジかよ。
頂上で休んでから要塞を見に行く。少し中は涼しかったけど、ちょっと臭かったかも。当然電機はないので中は真っ暗。
自分が峠に着く前に、マックスさんはドイツ人のおじさん(BMWおじさんと呼ぶことにする)と親しくなっていたらしく、BMWおじさんのところへ立ち寄りミュンヘンビールを飲んだ。BMWおじさんはBMWの下請けのマネージャーらしく、「大学で学んだことは仕事と全く関係ないっすわ笑」と言っていて少し胸が痛んだ。おじさんと別れてからはキャンプ場へ行きテントを立てる。それからは2人と別れ、買い出ししたり要塞を見たりして過ごし、ピザ屋で合流。ピザを夕食とした。教会をぐるっと見てから、キャンプ場へ戻り、シャワーを浴びてテントへ戻る。エア枕に穴が空いてて萎えた。
なんというか自転車旅行の考え方の違いを強く認識した一日だった。あと、膝に不安ニキではあったけど、なんとか無事に峠を上ることができて良かった。