yurika’s diary

yurikaの趣味とか思ったことを書き出すところ

ついのそラン

お久しぶりです。yurikaです。前回の更新から2か月近く経っているとかマジかよ…。

 

さて、オーストリアで有名な哲学者といえば……、そう、ヴィトゲンシュタインかと思います。(異論は認めます。)そこで、ヴィトゲンシュタインにゆかりのある地をちまちま巡ったので、ヴィトゲンシュタイン絡みの観光地+αを紹介していきたいと思います。

 

 

ヴィトゲンシュタイン ハウス+ウィーン観光

7月3日に参院選の在外投票ついでに観光。まさか、約1週間後に安倍元総理がお亡くなりになるなんて思いもしなかったよ…。本当に悲しい話です。

 

下の写真は、日本大使館近くにあった教会。外観は工事中だが、中に入ることができる。日曜だからか、15人くらいの人が神父(!?)と聖歌を歌っていた。日曜の礼拝って、天使にラブソングをみたいに教会ぎゅうぎゅうに人が入っているのかと思いきや、意外とこじんまりとしていた。

日本大使館近くにあった教会。

 

前回撮影し忘れたステファン聖堂も今回は撮影。前回と比べ、もはやコロナがなくなったかのような人の賑わいぶりで驚いた。

ステファン聖堂

ステファン聖堂横にあるジオラマ。こうしてみるとサクラダファミリアっぽく見えるのは気のせい!?

 

ステファン聖堂から歩き、お茶の水へワープ。

ウィーンのお茶の水。マジでそれっぽい。ちなみに鉄道の上にある緑の橋は昔(25年くらい前)に映画で使われていたらしい。

 

川を渡り、目当てのヴィトゲンシュタイン ハウスへ。

ヴィトゲンシュタイン ハウス。現在はブルガリア大使館になっていて、中に入ることはできない。

入り口にはご丁寧にヴィトゲンシュタインが設計しましたよという説明文がある。

 

そこから、さらに歩き、宮殿へたどり着く。しかし、暑いなか歩きすぎて足が棒になり、宮殿(建物)内の散策は断念。代わりに、その横にある売店をたむろする。するとクリムトの「ユディト」という絵画がすごく魅力的で、思わずポストカードを買ってしまう。この日は疲れたので、散策はここで終了した。

宮殿。歩き疲れて、思考停止しながら撮影した。

 

 

ヴィトゲンシュタイン美術館@Trattenbach

ヴィトゲンシュタインは、論考を書いてからしばらくは、trattenbachという田舎町で教師をしていたらしい。その教師時代の資料が美術館として7月8月の土日祝日限定で開放されているとのことなので、trattenbachへサイクリングついでに行ってみることに。

 

trattenbachへ行くのに特急を使っても2時間半かかるうえ、この日は電車遅延で乗り換えチャレンジに失敗する。予定より1時間遅れての出走で、間に合うか少し不安だった。

最寄り駅。trattenbachへ行くには、ここから15km、山を1つ越えないといけない。

 

出走して3kmくらいでアップが始まる。

そこそこの斜度(5%ちょいくらい)ある。けっこうしんどい。

 

下りだ!と喜んでいたら、この2分後に再び上る悲劇。

 

なげぇ

 

20分くらいして峠に到着した。

ここが本当の峠

 

峠を下ったかと思えば、今度は斜度3%前後の緩い坂が。悲しみのアップをこなす。

 

trattenbach付近にて。文句のつけようのない田舎町です。

 

ようやくtrattenbach入り。15kmなのに、なんか長く感じたぞ。

 

漕ぎ始めて1時間ちょいくらいで美術館へ。なんとか開館時間に間に合う。

ヴィトゲンシュタイン美術館。館内撮影禁止なので、美術館内の写真はあいにくない。

ヴィトゲンシュタイン美術館と野矢先生の論考本。野矢先生の論理空間を変え続けるという話は当時かなり「おおっ!」ってなった。

 

美術館というから、入り口に受付の人が立っているのかと思えば、そんなことはなく、古い一軒家に資料やら掲示物を入れているみたいだった。入るとすぐそこに階段がある(入口と階段が直結している感じ。入口の幅=階段の幅で1階という概念がない建物だった)。その階段をのぼり、メインの部屋に入ると、夏休みの宿題(!?)をしていると思しき中学生、高校生くらいの女の子が2人いた。「ヴィトゲンシュタインについて熱心に調べているんだなぁ」くらいに思い、軽くスルーする。一通り観光し、建物を出ようと思ったその時、先ほどの女の子の1人がやってきて、話しかけられる。どうやら、彼女らは美術館の管理をしていたらしく、入場料を払えとのこと。美術館に戻り、支払いを済ませる。ついでに、ヴィトゲンシュタインゆかりの建物は他にないか聞いてみたところ、小学校があるらしいが、観光不可らしい。他にも少々会話をした気もするが、あまり覚えていない。とりあえず、話し終わって駐輪場まで戻った時、ドイツ語を話した疲れがドッと来て、チャリの疲れとはまた少し違う疲労感に襲われた。

 

ヴィトゲンシュタイン美術館を別の視点から見た写真。教会が奥に見える。

 

美術館を出てからは、街を少しうろうろする。ここも大概田舎だと思うけど、ここよりさらに田舎に赴任したがっていたヴィトゲンシュタイン、正気の沙汰ではない。

ヴィトゲンシュタインもこの地でいつかこんな空を見ていたのだろうか。

 

街で唯一のスーパー。土曜日は午前中しか開いてない。

 

教会。教会の後ろにあるピンク色の建物がヴィトゲンシュタインが赴任していた学校らしい。

 

今では学校名がヴィトゲンシュタインになっている。

 

程よく街をサイクリングしてから駅に戻る。駅着いた瞬間、電車が来るという神タイミングだった。