yurika’s diary

yurikaの趣味とか思ったことを書き出すところ

富士登山

早いものでもう7月後半。2017年が既に半分終わっている…。

先週の3連休の土曜(ほぼ1週間前!!)に, 4年3人(frht, mtmt, mrt)と徹夜で富士登山したので, その記録について時系列かつ私視点で簡単にまとめておこうと思う。

 

 

金曜深夜に御殿場駅集合。研究室から直接新宿へ向かい, そこからバスで御殿場に向かった。バスは何故かmrtと同じバス。唯一の睡眠時間とも言えるバスでは自分もmrtも余り眠れず, 2人はここで徹夜確定。

 

 

御殿場でfrht, mtmtと合流。mtmtはわざわざsea to summitするために沼津から自走してきたらしい。すごすぎワロタ。輪行解除していると酔っぱらいに絡まれる。これまで御殿場は治安いいイメージしかなかったが, ここでの一幕で一気に御殿場の印象が変わったよ…。

 

1:00ごろ御殿場駅出走。最後のコンビニまで処理ゲーし, コンビニで補給。ここでfrhtから今回登る五合目が太郎坊という名前であると聞き, 一同爆笑(まだこの時はこの先に地獄があるとはつゆ知らず)。〇〇ラインとかもっと格好いい名前作れたのでは…。

 

2:00ちょっと前に再び出走。太郎坊を登る。暗かったからあまり良くわからなかったが, 途中から漕ぐのがしんどくなる。3人にどんどん千切られ, 挙句街灯もない夜道を独りで萎えながら登る。最近ずっと研究室にこもっていたせいか, 「ああ, 自分は自転車旅行してるんだなあ」と感じた。

 

3:00くらいに太郎坊トンネル。寝てないせいかすでに疲労が半端ない。先に着いてた3人が路上で寝転がっていたのでそれにならう。正直帰りたさMAXだった。

 

トンネルから分岐してから, 一気に下るかと思いきや激坂激坂激坂。前輪が浮くくらいの激坂。ここはあざみラインですか?といいたくなるレベル(というかfrhtはそう連呼してた)。ここでも3人に千切られ泣きそうになる。自分ももうOBになってしまったんだなぁ。

 

3:30に太郎坊着。ここで各自登山準備をする。ここで荷物の軽量化のために2Lペットを置きっぱにしたことが後々泣きを見ることになるとは思わなんだ。

 

3:45登山開始。少し登山すると小屋があり, 金剛杖なる魔法使いが持ってそうな杖が売られていた。値段は\400。frhtが登山用に持ってきたストックが\7000することを考えるとこれは安い。そんなわけで, この金剛杖をコスパ棒と呼ぶことにしたら, mtmt(オネじゃない)がケラケラ笑ってた。そんな面白いか?

 

日が出てない間は涼しくて登りやすかった。frht曰く, 500m/hくらいのペースで登っていたらしい。

「そのペース(500m up/h)なら頂上に8:30くらいに着くから, 富士山頂上で1限があるとするなら, この時間(4:00ごろ)にはもう登山していないといけないなのか!」と気付く。富士山大学やべえな。

 

4:30ごろ日の出。みんなでカメラ撮って最高の日の出を拝む。日の出の時の太陽の移動速度やたら速くない??

f:id:yrk-skyhigh:20170721013608j:plain

 

日が昇ってからもまだ登山。これまで富士山登ったことなかったから気づかなかったが, 富士山って近くだと岩だらけで黒いのよね。遠くからだと青いくせに。あれってやっぱり空が青いのと同じ原理なのかな!?

 

しかしこの富士山とかいう山, 目の前に頂上が見えているのに, 上っても上っても全然頂上に着かない。まさに爆発。新六合目で持ってきた計1Lの飲み物は飲み干し, 太陽はジリジリ当たり, 体力はすでに限界, 脱水寸前でとても辛かった。日の出から頂上までほとんど写真をとる余裕がないくらいには辛かった。この新六合目前あたりからfrhtからストック借りて頂上まで登ってた。frhtには感謝してもしきれない。

 

七合目越えたあたりの小屋に売店があり, すぐさま飲み物を買いに向かう。値段を見てびっくり。2Lの水が\1500。ハイパーインフレなんてもんじゃない!!普段なら絶対買わないが, 水がなく脱水寸前だったので, 命を\1500で買うと考えれば安いと言い聞かせ, 大枚はたいて買った。後でみんなに\1500したこと話したら爆笑された。

 

それからも日差しは強く, 少しづつ体力を削ってきた。結局8時半では7合目だか8合目だかで4:00に登山開始しても富士山大の1限には間に合わなかった…。

 

寝不足のせいかみんな体力の限界でちょいちょい休憩という名の仮眠を取りつつ地道に登った。終りがない。絶望感のある登山爆発。足の裏が限界で各々悲鳴をあげていた。個人的には脱水寸前時と九合目の3400mから山頂までの1.2kmがとてもしんどかった。

f:id:yrk-skyhigh:20170721015222j:plain

 

11:00ごろ山頂の鳥居。ここが山頂かなとテンションあげたものの, 本当の山頂はあと80m upと知った時の絶望感たるや。休憩の後, また登る…。最後の崖は本当に辛かった。

f:id:yrk-skyhigh:20170721015352j:plain

 

11:30くらいに山頂, 剣ヶ峰に!!結構人が多く記念碑で少し並んだ。ここで, 昨日ドンキで買った富士山の防災頭巾的なのつけて集合写真を撮った。冷静に考えて脱水になるくらいなら, 防災頭巾持たずに2Lの水持ってくるべきだった…。あと山頂のトイレは普通のトイレ。

f:id:yrk-skyhigh:20170721015246j:plain

 

山頂小屋で\500する500mlの炭酸を買って休憩。思い思いにグダり下りの準備。

 

12:00ごろに下り始め。3人とも登山慣れしているのか降りるの速くてワロタ…。新七合目だかまで元の道でそこから大砂走りコースでまっすぐ太郎坊へ戻る。砂が靴の中入るし, 大砂走り慣れる(?)とスピードコントロールできなくなるし, 挙句靴は穴あくしで, アクシデントづくめだった。mtmtに至っては前から砂に転び全身砂だらけでめっちゃ萎えていらっしゃった。

 

15:00ごろ太郎坊へ戻る。ここで, 行く時に置いていたサンダルが猛暑でゆがんで小さくなってしまったことが発覚。3年の縦断以来1万kmの自転車旅のお供だったからゲルフジ(登山靴)の穴以上に悲しかった。(値段はゲルフジのが7倍くらいしたが)。

 

適当に準備してから下り。太郎坊の坂が改めて激坂だったことを痛感。太郎坊までの道の平均10%の上りでかなりのコースだったんだなあと。これを平気で上る4年3人はやっぱすごい。

 

途中, mrtと別れ(彼はこの後40km漕いだ後マラソンしたらしい。やべえ。), 残る3人で風呂へ。

途中ダートがあって萎えたが, 無事風呂入れたし, 露天や育毛剤があってよかった。ただ日焼けのしすぎできちんと露天に入れなかったのが唯一の後悔か?

 

旅の〆にfrhtが夏合宿ngo班で行ったという海鮮の店, 魚啓へ。少し高いなあと思ったが, ボリュームを見て納得。茶碗蒸しが小さいのに, 味噌汁が異常にデカくてウケた。

f:id:yrk-skyhigh:20170721021048j:plain

f:id:yrk-skyhigh:20170721021051j:plain

 

夕食後は急いで御殿場に向かい, バスに乗って東京に帰宅。連続起床時間40時間近くの旅行班入って1,2争うレベルで過酷な登山だった…。

 

忙しい中わざわざ3連休に富士山に参加してくれたmtmt, 輪行袋を貸してくれたmrt, プラン等の用意やストックを貸してくれたfrht, 本当にありがとう!!

皆がいなかったら登頂どころか生きて帰ることすらできなかったよ…。

 

また旅行班の人たちとどこかチャリで行きたいものである。

 

後日談

富士登山の後3日くらいケミトレ状態(手すりがないと階段が登れない)になりました。わろた。