ひとまず, 冬北も終わったし記憶が新鮮なうちに冬北についてまとめておく。
旅であった面白い思い出や景色はysmrの銀輪に任せて, こちらでは装備あたりの今後冬北をしようとを考えている頭悪い(褒め言葉)人に向けたものにしようと思う。
なお, ここで紹介するものはステマではなく実際に自分(ないし一緒に冬北に行ったメンツ)が使っていたものです。
- 服装について
- 総論
冬北は確かに寒い。でも実は余分に服を持っていく必要はなく, 春合宿の装備に+α程度の装備を買い足せばなんとかなる。
mont bellのものはユニクロなんかに比べると高いけど, 冬北自体うまく服装を選べば汗をかかずに済み, 2, 3日くらいなら着回すことが可能なので, 合宿みたいに3日+αの服装は必要ない。インナーや下着, 靴下もせいぜい1枚+予備くらいでいいと思われる。そのため, 春合宿よりも少ない荷物で冬北を行うことは十分可能。
- 上
家にあったスキーウェアを持って行ったが正直暑すぎてほとんど使い物にならなかった。
日中は自転車を漕いでいるのでそこまで着る必要はなく, メリノウールとゴアでむしろ暑すぎるくらいだったし, 峠からの下りもそれにウルトラライトダウン着てればなんとかなる感じだった。ngo, ysmrなんかはジオラインにフリースで走ってたみたいだし, そういうのの方が良かったかもしれない。
寝るときはメリノ, 走るときはジオラインと分けるのもいいかも。
- 下
下は下着とGUのインナー, mont bellのO.D.ライニングパンツにゴア下を着て過ごしていたが全く寒くなかった。
- 手足
手は吹雪や雨に備えmont bellの防水のグローブを買った。
足は普段はく靴下にメリノウールの靴下(めっちゃ厚手のやつ), スノーブーツを履いてすごした。基本的にこれで寒くなることはほとんどないが, 自分の場合末端冷え性のせいか夜や明け方よくつま先が冷えて辛かったので, 寝る前に靴下と靴下の間にカイロはさんで足を温めた。
- 自転車, 路面について
- タイヤ
冬の北海道は雪道, 凍った路面も多いのでスパイクタイヤ必須。逆にスパイクタイヤ履くと舗装路はとてもうるさいという欠点があるが, 雪道では安定した走りができるようになるため安心して漕ぐことができる。
自分やngoはschwalbeのice spiker proを使ったが, ysmrなんかはschwalbe winterでなんとかなっていたみたいだし, どれにするかは自分の自転車次第な気がする。
- ブレーキ, 変速
前日走った雪道で自転車に付着した雪が夜の間に凍って, 朝になると変速できない悲劇を防止するために, ストローにワイヤーを通したり, その日の走行を終えたら自転車に付いた雪を払って, チェーンやディレーラーにオイルを注油したりした。これだけでも次の日の走行がだいぶ変わるので横着せずした方がいいと思う。
- 走行について
それからよく雪道練習していない2年が序盤でよく転倒していたので, 北海道行く前に信州あたりで雪道走行の練習はした方がいいかも。(ただ信州と違って北海道は柔らかい雪が多かった気がする)。
それから, 吹雪の時は視界不良で前が見えないので, (特に夜間は)反射ベストを着て走行するべきだと思う。
- 野宿について
まず, マットは厚みのあるものにした方がいいと思う。厚みがあるとその分床からの冷気が伝わりづらくなるので, 底冷えしなくて済む。自分はサーマレストの折りたためるやつを使ったが全く寒くなかった。ngoなんかは銀マットにmont bellのエアマットを合わせて使っていたみたいだが問題なかったみたい。
寝袋はだいたいみんな0番のシュラフを使っていた。
- まとめ
上にあるものを一度に揃えようとするとかなりの額になると思うが, 逆にお金がかかるのが初期装備くらいで旅行自体は10日間航空券込で5万円程度で行けるので, 初期投資を惜しまず是非冬北をするといいと思います。同じ場所でも夏とは違った景色が見られるのもまた面白い。